土曜日, 1月 14th, 2012
Daily Archive
Daily Archive
それでは最後に各RAIDの最小構成と同一ディスク数での構成時の
測定値をグラフ化してみます。
RAID最小構成のパフォーマンス比較
容量も耐障害性も捨てがたい・・・と言う場合には、
RAID5が妥当な選択肢かもしれませんね。
同一ディスク数(4台)構成時のパフォーマンス比較
このデータを見て、ふと思いました。
RAID1+0よりRAID5の方が遅いから、本番環境はRAID1+0で
開発環境はRAID5…よく聞く話ですが、上のグラフを見ると
なんか同じディスク数なら、RAID5の方が性能は良さそうに見えます。
(RAID5はWriteが遅いじゃん…と言うのは置いておいて)
RAID5及び6(ADG)の場合、MSA1000ではストライプサイズに128kを選択
できないため、最大サイズの64kにて測定します。
RAID6 / 2+2台(最小構成)の場合
キャッシュ内 | キャッシュ外 |
8k | |
32k | |
64k | |
キャッシュ内
キャッシュ外
キャッシュ内とキャッシュ外でストライピングサイズに応じた性能が
逆転しているのはRAID5と同様のようです。
RAID5及び6(ADG)の場合、MSA1000ではストライプサイズに128kを選択
できないため、最大サイズの64kにて測定します。
RAID5 / 2+1台(最小構成)の場合
キャッシュ内 | キャッシュ外 |
8k | |
32k | |
64k | |
キャッシュ内
キャッシュ外
非常に面白い結果になった。ストライプサイズが大きくなるにつれて
キャッシュのパフォーマンスがどんどん落ちている。
対して、キャッシュに載りきらないデータのパフォーマンスは、
ストライプサイズが大きくなるにつれて改善されているのが解る。
RAID1 / 1+1台(最小構成)の場合
キャッシュ内 | キャッシュ外 |
8k | |
32k | |
128k | |
キャッシュ内
キャッシュ外
ストライプサイズ8kよりも32kの方がパフォーマンスは高く見えるが、
32kより128kの方が若干劣って見える。(勝っている項目もある)