RAID5及び6(ADG)の場合、MSA1000ではストライプサイズに128kを選択
できないため、最大サイズの64kにて測定します。

RAID5 / 2+1台(最小構成)の場合

キャッシュ内キャッシュ外
8k
32k
64k

キャッシュ内

キャッシュ外

非常に面白い結果になった。ストライプサイズが大きくなるにつれて
キャッシュのパフォーマンスがどんどん落ちている。
対して、キャッシュに載りきらないデータのパフォーマンスは、
ストライプサイズが大きくなるにつれて改善されているのが解る。

RAID5 / 3+1台の場合

キャッシュ内キャッシュ外
8k
32k
64k

キャッシュ内

キャッシュ外

ディスクが増えてもその傾向は変わらない

RAID5 / 4+1台の場合

キャッシュ内キャッシュ外
8k
32k
64k

キャッシュ内

キャッシュ外

変わらない…

RAID5 / 5+1台の場合

キャッシュ内キャッシュ外
8k
32k
64k

キャッシュ内

キャッシュ外

なにやらグラフに変化が現れ始めましたね。
キャッシュ内のグラフが32kを中心として谷になっています。
RAID5の場合は、Write動作に関しては、キャッシュ内/外で
大きく差がないため、Diskの台数が増えてストライピングによって
パフォーマンス改善した事が、キャッシュにも良い影響を与えている
のかもしれません。(憶測に過ぎませんが)

単体ドライブにRAID5最小構成~5+1台までをグラフにしました。

4+1台が凹んでますね。数値的におかしいので
アレイ内のDiskに調子の悪いものがあったのかもしれません(?)
(ストライピングやミラーは遅いDiskに足を引っ張られる)

とりあえず、4+1台の数値を無視して考えますね。
結果を総合すると…
ストライピングサイズが小さい場合は、キャッシュ外のWriteが悪すぎです。
(データを記録する際のパリティの計算量が多過ぎるからか?)
これでは使い物にならないと思いますので、大きいサイズを…
ですが、大きくするとキャッシュのパフォーマンスが落ちます。

・・・とはいえ、キャッシュのパフォーマンスよりも
Diskのパフォーマンスの方が与える影響は大きいはずですので、
この際、可能な限り大きなストライプサイズが良いのかも知れません。

以上、RAID5でした。(・A・)