録画PCのリプレイスでESXをインストールした所までを前回記事にしましたが、いよいよ録画PC環境をリプレイスするために、そもそもESXでちゃんと構成できるのか、思うように動かせるのか… を確認してみました。
(画像はクリックで拡大します)

ESX設定
インストールしたESXにIPを設定してやり、ブラウザでアクセスするとVMWare vSphere Client がインストールできます。サクっとインストールしてアクセスしてみると… こんな感じでインストールできました。 🙂

ESX設定
プロセッサのステータスはこの通り、ちゃんとCore i7-2600 が認識されています。
ハイパースレッディングが有効なので、論理8CPUになっています。
(…が、どうもESXのリソースとしては4CPU計算らしく設定にズレが出る模様 🙄 )

ESX設定
メモリもちゃんと8GB認識しています。
ただ、管理人がやろうとしている構成を取る場合、このままだとLinux用のメモリが不足する事が判明… まぁ、空きのメモリスロットもあるし、いざとなったら増設すれば良いかな… 😕

ESX設定
ストレージは適当に転がっていたHDDを繋いでみました。まぁテストですしいいでしょう…?
システムディスク兼データストアとなるHDDはRAIDにしたい所なんですが、用意したマザーボードだとオンボードでのRAID機能は無いので、ちょっと別の方法で実現できないか検討中です… 😐

ESX設定
ネットワークはこんな感じです。オンボードのNICが利用出来ないのでLinuxのゲストOSに直接 DirectPath I/O でアサインする事も考えたのですが、これをやるとスナップショットが使えないんですね… 録画PCは止むを得ないとしてもLinux側は避けたいところ。
うーん、ホスト側で何とかできないものかなぁ… 🙁

ESX設定
詳細設定では、DirectPath I/O でのパススルーデバイスを設定してみました。
とりあえず、オンボードデバイスとHighPoint RocketRAID2300を設定しています。
実際に稼働する際には、これにアースソフト PT2 も追加で指定するイメージでいます。
ちなみに… ESX 6.0 では、パススルーデバイスは8個までだそう。。。

オンボードデバイスはこのままだと何だか分からないのでメモっときます。
Intel Corporation P8H77-I Motherboard (1E2D) – USB
Intel Corporation P8H77-I Motherboard (1E20) – Sound
Intel Corporation P8H77-I Motherboard (1E26) – USB
こんな感じでした。(上から順に)

ESX設定
ちゃんと動くかテストするために、Windows10 Technical Preview を前にダウンロードしておいたので突っ込んでみました。
録画PCのOSは、Windows10 32bit版にするつもりです。と言うのも、32bitでしか動かないドライバとか色々制限がある為、仕方なく… 😥

ESX - RocketRAID2300
Windows10TPをインストールしたゲストOSに、最新のRocektRAIDのドライバと管理ソフトを入れたところ、ちゃんと認識してくれました!
HDDを何も接続していないので稼働は未確認ですが… まぁ、多分大丈夫じゃないかなぁ… 🙂

最後に、今の録画PC(AMD Phenom9600 4コア)と、ESX(Intel Core i7-2600 4コア/8スレッド)上の仮想Windows10ゲストOS(3コア/6スレッド 相当)で、同じTSファイルを同一オプションにてffmpegでエンコードしてみたところ…
エンコード比較
Phenom9600 ffmpeg 3スレッド処理 => 66分(約1時間)
Core i7-2600 ffmpeg 4スレッド処理 => 35分(約30分)
(エンコード中の他の処理が遅延しない様に全スレッド使用しない値で実施)

と言う事で、約半分の時間でエンコード出来ることがわかりました!
8スレッド処理にしたら… 15分でできるのか。。。胸熱だね!! 😛