実家用ESXサーバを作ろう その3

ちょっと時間が経ってしまいましたが、実家用ESXサーバのSSD RAID0ボリュームが非SSDとして認識してしまっているので、これを修正します。
本当はさっさと移行先をセットアップしたいところなんですが、肝心のデータ領域用のHDDが用意できていないので中断…

方法は結構簡単。
デフォルトでは SSD として検出されない SSD ベースのディスク/LUN に対して SSD オプションを有効にする (2013188)

シェルを有効にしてからSSHでログインして、対象の論理ボリュームに対してSSDのオプションを付加するだけ…
(管理人の場合はUSBメモリ起動なのでUSBのデバイスも見えてます)

[root@Closet-ESX:~] esxcli storage nmp device list
naa.6003005700a4297023715c1b26f04099
Device Display Name: Local LSI Disk (naa.6003005700a4297023715c1b26f04099)
Storage Array Type: VMW_SATP_LOCAL
Storage Array Type Device Config: SATP VMW_SATP_LOCAL does not support device configuration.
Path Selection Policy: VMW_PSP_FIXED
Path Selection Policy Device Config: {preferred=vmhba1:C2:T0:L0;current=vmhba1:C2:T0:L0}
Path Selection Policy Device Custom Config: 
Working Paths: vmhba1:C2:T0:L0
Is USB: false

naa.200049454505080f
Device Display Name: Local USB Direct-Access (naa.200049454505080f)
Storage Array Type: VMW_SATP_LOCAL
Storage Array Type Device Config: SATP VMW_SATP_LOCAL does not support device configuration.
Path Selection Policy: VMW_PSP_FIXED
Path Selection Policy Device Config: {preferred=vmhba32:C0:T0:L0;current=vmhba32:C0:T0:L0}
Path Selection Policy Device Custom Config: 
Working Paths: vmhba32:C0:T0:L0
Is USB: true
[root@Closet-ESX:~]
[root@Closet-ESX:~] esxcli storage nmp satp rule add --satp=VMW_SATP_LOCAL --device naa.6003005700a4297023715c1b26f04099 --option "enable_local enable_ssd"
[root@Closet-ESX:~] 

あとはESXを再起動すれば、次からはSSDとして認識してくれるハズ…


はい、こんな感じでちゃんとSSDとして見えました。
録画PCことリビングESX用の新しいデータ用ディスクを購入しましたので、到着次第データ移行にチャレンジする予定です。
(それで不要になった古いHDDを実家用ESXのデータディスクに転用する予定…)

実家用ESXサーバを作ろう その2

前回はとりあえずESXをサクっとインストールするところまでは出来ました。
問題なく使えそうな事はわかったので後はゆっくりやっていこうと思います… 🙂

オンボードNICはリビングESXの時と同じ方法で有効化できました。
次にこのESX固有のデバイスとしてはMegaRAIDを搭載しているのでココを参考にユーティリティをインストール…

(以下の画像はクリックで拡大します)

ESXの基本的な構成としてはこんな感じになりました。

ESXをインストールしたUSBメモリとMegaRAIDを認識してます。
(あれ… オンボードSATAはこのバージョンのESXではもしやノンサポート?)

データストアはこんな感じです。 😎
MegaRAIDでRAIDを組んでいるせいでESXからはSSDとして認識されていないですね…
これを正しく直す方法があるとか無いとか聞きますが、それはまた後日。

オンボードNICとHP NC360Tの合計3ポートが見えています。

MegaRAID CLIを使ってみたところ、ちゃんと情報が確認できました。
とりあえず、最悪はコマンドでごにょごにょできる環境は作れましたね! 😀

あとは、実家のLinuxサーバの置き換え先をセットアップしていかねば…

実家用ESXサーバを作ろう その1

さて、ちょっと前に先日のマザーボード交換やSSD交換、メモリ交換にてあまったパーツで実家用のESXサーバを作ろう… とか何とか書いた気がします。
ぼちぼちパーツがそろってきたので、そこら辺に転がっていたPCケースを流用してサクっとベース環境だけ作ってみました。


『Intel Core i5-3470 LGA1155』

リビングESXと同じ第2世代と、チップセットが対応している第3世代で安価な4コア4スレッドのものを探していたんですが、第3世代のCore i5-3470が安く手に入ったのでこちらをチョイス! 🙂

リビングESXは第2世代Core i7だったので、メモリはせっかくDDR3 1600対応でしたが1333でしか動作していませんでした。シュリンクにより消費電力量も落ちているので実家用としては良いのではないかと…


『富士通 D2516-C11 H/W SAS RAID Card(上)』
『HP NC360T Intel 2Port NIC(下)』

D2516-C11は、LSI MegaRAID 2008チップを採用した富士通オリジナルの基盤だそうです。
VMwareのサポートリストにはありませんでしたが、恐らくは普通にLSI MegaRAID 2008として認識するんではないかと予想… 🙄
HP NC360Tは、リビングESXにて既に使用中なので実績アリです。


とりあえず仮組み…
ストレージは、先日のSSD交換にて余った120GBと128GBのSSD2台をMegaRAIDに接続。


よくわかりませんが、ちゃんと起動しました!
LSI MegaRAIDのBIOS画面でWebBIOSを選択すると、何故かマザーボードの設定画面が起動してくるので、BOOTからRAIDっぽいものを選択したらこんな画面に… 😛

愛と勇気と根性でなんとかRAID0のボリューム作成に成功…
とりあえずUSBメモリを接続してESXi 6.7 Update1をインストールするところまでは完了! 😀

Intel NICや、MegaRAIDのボリュームは予想通りちゃんと見えてますね。
オンボードNICは当然ですが見えてないです。
…まぁここら辺は追々やっていきますかね!! :mrgreen: 

録画PCもといリビングESXのデータを保護する!

録画PCもといリビングESXは、現在OS上のミラーで構成していますが、そのうちまたH/W 基盤(初期に使ってたヤツ)に戻そうかな… なんて考えていたりします。

…で、前々から問題だとは思っていたんですがどうしようもなかったのが…
「HDD壊れたときってどうやって気づくねん問題」です。 🙄
リビングESXには3.5インチベイはシャドウベイしかないため、外からはHDDの動作状況が全然わかりません。
…なので、極端な話… 壊れていたとしても気づきません。
それでは意味が無いよね… ってことで改造してみました!


『iCY DOCK FlexiDOCK MB522SP-B』

3.5インチベイに2.5インチHDD/SSDを2台収納でき、イジェクトボタン兼アクセスLEDでディスクの稼動状況が確認できるヤツです! 😛


箱を開けるとこんな感じ…

背面はこんな感じで、めちゃくちゃシンプル…

前面はこんな感じになってます。
これに適当なHDDを挿入してみると…

こんな感じでイジェクトボタンが飛び出します。
この2.5インチHDD/SSDスロットにはロック(飛び出し防止)機構はありませんが、上から強力な板バネで押さえつけられているので、そう簡単には抜けそうに無いです。(むしろ硬いくらい)


これをリビングESXのこの3.5インチシャドウベイに取り付けます。

ねじ穴の位置が合わなかったのでドリルで穴あけ改造…

5mmの穴をケース横に開けて…
そこに適当な長さにカットした5mmのアクリルパイプを通せば…

アクセスLEDの完成!
これでディスクの動きがおかしかったら簡単に確認できますね!! 😀

余談ですが、FlexiDOCKの固定用ネジの穴が、インチネジじゃなくてミリネジだったのでこれ要注意…

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