管理人宅は、パナソニックの創蓄連携システムの導入と合わせてコロナ社製のエコキュートを導入しています。
エコキュートはガス瞬間湯沸かし器などと異なり、その構造上定期的なメンテナンスが必要なんです。 🙂

ガス瞬間湯沸かし器などの場合、お湯を利用するその時に冷たい水道水を直接過熱しお湯にしますが、エコキュートは巨大なタンクに水を貯めておき、その中で必要な分だけを前の晩の夜間にお湯にします(タンクの下部が水、上部がお湯の状態)。

そのため、タンクの中には長い間お湯が留まる事になります。タンク内のお湯は高温のため汚染の心配はさほど考えなくても良いでしょうが、元々水道水に含まれている塩素や不純物が過熱等により分離しタンク下部に堆積する可能性があります。 🙁

なので、年に2回位はタンク下部より排水し堆積物を取り除く必要ある訳です。
(管理人宅のコロナ社製エコキュートCHP-E462AX3の場合、年に2~3回は実施する様にと説明書及び本体に記載があります)

方法ですが、これがなかなか結構に面倒です。 😆
カバーを外すため、雨の日は止めた方がいいでしょう。

@メンテナンス方法
・漏電しゃ断器をOFFする
・給水専用止水栓を閉じる
・逃し弁のレバーを上げる
・排水栓を開ける
・1~2分間排水し排水が綺麗になったら排水栓を閉じる

ECOキュート
管理人宅のエコキュート(CHP-E462AX3)の場合は、一番上が「逃し弁」真ん中にあるのが「漏電しゃ断器」
ECOキュート
下部を覆っているカバーを外して…
ECOキュート
沢山見えるパイプの裏側の赤丸の位置にある
ECOキュート
左側にあるのが「給水専用止水栓」
ECOキュート
右側にあるのが「排水栓」です。さらにその手前にあるのは「非常用の取水栓」です。
排水するのは1~2分で良いと書かれていますが、もし完全にタンクから水を抜いた場合は30分程度以上は掛かる様です。

さて、メンテナンスが終わってからの復旧方法ですが説明書によると…
・給水専用止水栓を開く
・排水口から勢いよく水が出たら逃し弁を下げる
・熱交水抜き栓を開きエア抜き2分以上をする
・B側水抜き栓を開き十分にエア抜きをする
・水抜き栓を閉じる
・漏電しゃ断器をONにする

給水専用止水栓を開くとタンクに水が入ります。タンクが満たされ溢れた水が逃し弁を通して排水口から排水されるようです。
(約30分ほどと書かれていますが、管理人宅の場合はタンクが空の状態で15分程で満水になりました)
ECOキュート
熱交水抜き栓とB側水抜き栓と言うのは、ヒートポンプ側になります。
ECOキュート
側面についているネジを回して取り外し…
ECOキュート
上にあるのが「B側水抜き栓」、一番下の見難い位置にあるのが「熱交水抜き栓」です。
すぐ左上にある大きな「A側水抜き栓」は触ってはいけない様ですので注意!

漏電しゃ断器をONにすると機器の電源が入ります。自動的に湯増しが始まる筈ですが、設定等によっては手動で湯増し操作をしてやる必要があるかもしれません。
結構な手間ですが、衛生的に末永く使う為には仕方ないですね!