先日、自宅に太陽光を設置したと書きましたが、その中で一部が想定通り動かずウソだろっ!?
とか言っておりましたが、色々とパナソニックの製品仕様書とか読み漁った結果…

施工不良じゃねぇかyo!

…と言う事で、仕様書と現状の施工の写真をメールして向こうでも正式なルートで確認してもらったところ、、、急ぎ直しに行きます… とのこと。
「お客さんの方が詳しいみたいで…」とか言われましたが、一体誰のせいで詳しくなったのかと… 😆

修正後の正しい配線はこんな感じです。

創蓄連携システム
『パナソニック 蓄電池ネットアダプタ LJ-NA01』

パワーステーションからの通信ケーブルが接続され、電源はアースを含めて3本が接続されています。

創蓄連携システム
『パナソニック AiSEG用エネルギー計測ユニット MKN732K』

通信ケーブルは接続されていません。アースを含めて4本の電源が接続されています。

パナソニックのWebサイトや製品仕様書や接続例等を色々と確認しましたが、管理人と同様の構成例がなかったため、役に立つかは不明ですが正しい接続を書いておきます。

◎前提◎
・パワーステーションは停電時100Vタイプ
・スマートコスモでは無く、既存の分電盤+エネルギー計測ユニット
・蓄電池ネットアダプターを使用
◎接続◎
・蓄電池ネットアダプターの電源はバックアップ分電盤から取る(3本のみ接続すればよい)
・通信ケーブルはエネルギー計測ユニットではなく、蓄電池ネットアダプターに接続する

何でこんなややこしい事になっているかと言うと…
全ては停電時にHEMSモニターで蓄電池や太陽光パネルの状況が見えるようにしたい為です。

創蓄連携システム
停電時100Vのパワーステーションの一般的な構成です。
蓄電池と太陽光パネルの情報はパワーステーションから、エネルギー計測ユニットを経由して無線通信にてAiSEG本体に送信され、そのデータをHEMSモニターで参照します。

ところがこれが停電になると…
創蓄連携システム
単相3線でしか接続できないエネルギー計測ユニットはバックアップ分電盤からは配線できず稼働しません。なのでエネルギー計測ユニットの情報はおろか、蓄電池や太陽光パネルの情報もAiSEG本体には送信されません。

これに蓄電池ネットアダプタが加わると…
創蓄連携システム
エネルギー計測ユニットは計測したデータを無線通信にてAiSEG本体に送信し、蓄電池と太陽光パネルの情報はパワーステーションから蓄電池ネットアダプタを経由し、有線LANでAiSEG本体に送信されます。

これが停電になると…
創蓄連携システム
エネルギー計測ユニットは停止しますが、蓄電池ネットアダプターは単相2線にてバックアップ分電盤から電源を取る事が出来る為、蓄電池と太陽光パネルの情報は今まで通りAiSEG本体に送信されます。

この手の蓄電池と連携したシステムを組む場合は、施工直後に業者立ち合いのもと自立運転のテストを行うのをオススメします。
各社蓄電池のパンフレットでは災害時の情報収集にTVを見る場合を想定してたりしますが、アンテナのブースターの電源がバックアップ分電盤から取られてない場合などはTV付けても何も映らない… と言うのが普通にあり得ます。