録画PCリプレイス計画! その8

先日、ESXで使えるRAIDカードを用意しないとねー… 等と言っておりましたが、用意しました!

Adaptec RAID 5805
輝くAdaptecのロゴ… おぉぅ。

Adaptec RAID 5805
「Adaptec RAID 5805 / 8Port SAS&SATA HW RAID / PCIe 8レーン」

えーと、化け物が来ました(爆)
RocketRAID 2300と比較するのもはばかられるキッチキチのRAIDカードです。 😯

データ戻し中
旧録画PCに接続して、ファームウェア更新やアレイの構築・データの書き戻しなどを実施。
これがまた結構な時間かかります。

旧録画PCでは、RAID5 (Disk 6本) + HotSpare(Disk 1本) の7台構成でしたが、
新録画PCでは、RAID5EE (Disk 7本) という構成にしてみました。

RAID5EEというのは、どうもAdaptecオリジナルのものらしく… ホットスペアを専用に設けずに、同一アレイ内で分散するもののようです。
単純に考えるなら… Disk本数が増えるため、単純なRAID5と比較して速度がアップし、かつRAID5+HotSpare構成ではあるため、対障害性ではRAID6に匹敵するもの… かと。

新録画PC内部
データの戻しが完了しましたので、Diskとカードを取り外してもともとの筐体にセッティング! 🙂

新録画PC内部
Adaptec RAID 5805 カードが前のRocketRAID 2300より長めなので、ケースは選ぶかもしれませんね。
あとは、結構熱を持つカードらしいので、エアフローが若干心配ではあります… 🙄

新録画PC内部
フロント区画は、ポートマルチプライヤが不要になったため、ちょぴっとスッキリしましたね。 😉

新録画PC内部
Diskの部分はこのとおり、あまり違いはありません…

HighPointのRoecktRAIDは、Webブラウザにて非常に簡単に設定できますが、Adaptec RAID 5805の場合は… Adaptec Storage Manager(ASM)というもので設定できるようです。
…ちなみに、ESXの設定はあいも変わらずパススルーで構成しています。
(その方が管理がしやすいので…)

(以下ASMでのアレイ構築手順、写真はクリックすると拡大します)
ASM ASM
ASM ASM
ASM ASM
ASM ASM
ASM ASM
ASM

さてさて、肝心の速度変化ですが… こんな感じになりました。
(すべてアレイの9割ほどデータが入った状態での計測結果です)
旧録画PC HighPoint速度
旧録画PC HighPoint RocketRAID 2300 (RAID5) 計測結果
旧録画PC Adaptec速度
旧録画PC Adaptec RAID 5805 (RAID5EE) 計測結果
新録画PC Adaptec速度
新録画PC Adaptec RAID 5805 (RAID5EE) 計測結果

…と言う事で、マシン自体の性能は誤差の範囲に納まっていそうな感じです。さすがPCIe 8レーンといった所でしょうか… 😛

ちなみに、このRAIDカードはキャッシュを512MBほど搭載しております。
なので、この範囲に収まるようなデータで計測をしてやると…
新録画PC Adaptec速度
だだーん! …と、アホの様な結果になります。 😀
けど、実際のところ自分の用途だと、この範囲に納まるアクセスが殆どかと思いますので、ストレスフリーの時代到来かもしれませんね!




録画PCリプレイス計画! その7

先日のリプレイス作業で、HighPoint社製 RocketRAID 2300 がESXのパススルーで思うように動いてくれなかった… と書きました。
やっぱり、どー考えても、新しいRAIDカードを用意するしかないかなぁ… と。
ESXを諦めるって事も考えたんですが、便利性に触れちゃうと… もう離れられない罠。 🙁

仕方が無いので、RAIDアレイ領域内のデータを別ディスクにバックアップを取ることにしました。
RAIDデータ移行
無骨な感じでデータ移し中…

新しい新録画PCにディスクを接続したままだと埒が明かないので、旧録画PCを暫定的にスタンドアロンで組み上げて、データだけコピー… あぁ、前のディスク潰さなくてよかった。 😆

RAIDデータ移行
RocketRAID 2300もエントリーに片足突っ込んだクラスのカード(PCIe 1レーン)なので、めちゃめちゃ早い速度は期待できませんし… 1TBのHDD 6台+HotSpare構成の約5TBともなると結構一苦労です。 😥




録画PCリプレイス計画! その6

システムディスクのRAID1化も可能な事が確認できましたので、サクっとPC環境を移行しちゃいましょう! 😛

旧録画PC
旧録画PCをTVラックボードから引っ張り出すと…

うわっ凄いほこり! こんな時は、ダイソンのハンディークリーナーが大活躍してくれます。
線を全部外して上蓋をあけると…

旧録画PC
旧録画PCの内部

シャーシ左側が電源と5インチベイ、右側の上部がマザーボード、下側が3.5インチのシャドウベイになっています。
今利用しているRAIDカードのHighPoint RocketRAID 2300は内部SATA 4ポートしか無いため、HDDを7台接続するために3.5インチシャドウベイの左側の開きスペースに、5ポートのポートマルチプライヤが入っています。 😎

新録画PC
新録画PCの内部

マザーボードを入れ替えて、システムディスクを500GBからRAID基板経由の1TBに交換した結果こうなりました。
この構成だと、ESX上の複数OSのシステムディスクとデータディスクが全て1TBのディスク上となり、速度的にちょっと心配なので、後々OS部分だけでも128GB程度のSSDを追加出来るように配線だけは通して置きました。 😉

新録画PC
新録画PC – マザーボード部アップ

こうしてみて初めてわかったのですが、マザーボードが一回り小さくなりましたね!
実際に起動してみると… 期待していたよりファンの音が大きいのがショック… どこのファンかなぁ… 😥

新録画PC
新録画PC – 3.5インチシャドウベイ部アップ

左側のスペースにRAID基板が見えます。その下に橙色に光って写っているのは、ポートマルチプライヤですね。
詰め込みすぎてあまり余裕はありません… ちゃんと動いてくれよっ! 😛

新録画PC動作確認
新録画PC上でチューナーアプリを起動してみた。

ちゃんと4枚で別々の番組が写ることを確認しました。問題なし!
…ちなみにこの新録画PCのOS環境ですが、メンドクサイので元々のOSのバックアップをそのままリストアしてます。
Windowsの認証エラーで引っかかって、電話で何て言おうかなー、ライセンスを移したいって言えばいいかなーなんて考えてたら… 普通に認証が通りました。 😯
えー… プラットフォームは、AMDからIntelに変わってるし… えー、よくわかりません。
後で突然認証できませんとか言われても困るので、Windows8.1(Windows10にも)せずに、しばらくこのまま使ってみようかと思います。

参考までに、データディスクのベンチマークを新旧環境で比較してみました。

旧録画PCデータディスク
旧環境(ウェスタンデジタル社製 500GB SATA 2.5インチ HDD)
新録画PCデータディスク
新環境(HGST社製 1TB SATA 2.5インチ HDD / vSphereデータストア上の仮想ディスク)

速度については心配していましたが、いまのところ遜色はなく寧ろ前より早いくらいです。
これで何の問題も無く移行が終わったーーーーっと思ったら残念。 😈

パススルーして仮想OS上から利用しようとしていたHighPoint RocketRAID 2300ですが、しばらく連続したI/Oがあるとハングアップしてしまう事が判明! 😆
そこは心配だったので、テストで潰していたにもかかわらず… たぶん、テストの時よりもディスクの台数が増えたことが原因にあるのでしょうね。

さーて、どうするか… 設定でどうにかならないものか、マザーボードの設定を弄ってみたり、ESXの設定弄ってみたりしてみましたが、どうにもこうにも解決できませんでした。 😥
とりあえず録画に必要な領域は、ESX上からシンプロビジョニングで領域を作成して見せたので何とかなりましたが、どうしよう…

ESX上で利用できるRAIDカードに交換するしか無いのだろうか… うーん。 😆




録画PCリプレイス計画! その5

オンボードでのRAID機能がない&追加でRAIDカードを刺せるスロットが無い状態でのシステムディスクのRAID化をどうするか… ですが、やっと実現できました! 😛

RAID基板
「Bplus Technology社製 PM1092R (RAID機能付デュアルmini-SATA 2ポートSATAアダプタ)」
(左から2つ、他は変換基板)

いわゆるRAIDユニットと似ている製品です。通常のRAIDカードはマシンに装着して対応するドライバをインストールしてRAIDを構成して… となりますが、この製品の場合はこの基板を経由して接続する事でマシン側からは通常のHDDのように見えるためドライバ等は必要ありません。
RAIDの構成等は基板上のジャンパーピンによって行うことができます。
この製品の場合は、JBOD(単体ディスク) / RAID0(ストライプ) / RAID1(ミラー) / Span(大容量) の4種類から選択できます。

RAID基板
先ほどのパーツを全て接続した図

肝心のRAID基板はmSATA(mini PCIeハーフサイズ相当)で短い為に、ハーフからフルサイズへの変換金具を装着し… mSATAからMircoSATAへの変換基板を通り… MicroSATAから通常SATAへ変換。
本当は、mSATAから直接通常SATAに変換する基板を買えば良かったんですが… 間違えました。 😆

RAID基板テスト
とりあえず。ちゃんと動作するのかテスト中…

PS3の60GBのHDDを拝借してRAID1の動作テストを幾つか実施してみました。
同期中の抜線や結線、同期して事前に抜線したHDDを再度結線し使用中に直前に外したHDDを再結線して使用中のHDD側に問題なくリビルドするか… などテストしましたが、全て期待通りで全く問題なし!

抜線すると一瞬アクセスは停止しますが直ぐに復旧し、結線した際にはこちらも直ぐにリビルドが行われました。
同期中の場合のアクセス速度は40MB/s程度、リビルド中はその約半分程度まで速度が落ちるようです。
(40MB/sといっても、テストに使用したHDDがPS3の60GBのため妥当な値と思われる)
RAID基板自体は、SATA 6Gbpsにまで対応しており予想外に速度は出そうな雰囲気です。 😀

@ 2015/9/24 追記
ビープラス・テクノロジーさんに、商品について質問を投げていたのですが、先日回答を頂いておりました。

・LEDの意味について
 D1: Active LED
 D2: Error for SATA1 (CN2)
 D3: Error for SATA2 (CN3)
・RAID1(Safe)構成時の注意事項
 同じ型番・容量の製品を使用してください。

管理人が触った感じですと、Active LEDは、アクセス中に一定周期で点滅します。 同期中には明るさが緩やかに変わるタイプの点滅となるようです。



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