さて、前回の記事では楽天でんわを使って、格安スマホ… もとい、MVNO SIMの欠点である通話料を半額にする方法を書きましたが今回は… 😎
いくら音声通話が安くなるからって、家電の安さ… 特にIP電話なんかには勝てませんよね。
はい、そーです。家電が使えるなら携帯じゃなくて家の電話から掛けろ… って話です。
…でも、家電使うのめんどくさいなぁ。なんて事を両立してくれる機能があるんですよ! 😛
前提条件としては、
・自宅の家電がIP電話(管理人宅は、ひかり電話)であること。
・自宅に無線LAN環境があること。
以上です!
何かアプリインストールするのかって?
不要です!!(めちゃめちゃ古いスマホは別ですが)
(画像はクリックで拡大します)
ルータの管理画面を開きます。多くはデフォルトゲートウェイと同じアドレスの筈です。
(画像はクリックで拡大します)
「電話設定」メニューから「内線設定」を開きます。
登録状況が「未登録」になっている内線が利用できますので、横の「編集」をクリックします。
(画像はクリックで拡大します)
内線番号、ニックネーム、ユーザID、パスワードをメモしてください。
この情報を利用して、手持ちのAndroidスマホを家電の子機にします。
スマホによっては、設定画面の出し方に違いがあるかもしれません。
管理人のSH-04Fでは、設定画面から「通話」をタップします。
メニューの下の方にある「インターネット通話の設定」をタップします。
インターネット通話の設定画面になりますので、「アカウント」をタップします。
画面下部の「アカウントを追加」をタップしてください。
ここで、先ほどルータの設定画面でメモした情報を元に設定を入力します。
サーバーと言うのは、ルータのIPアドレスを入力します。
(よくある例としては、192.168.1.1 などですかね…)
アカウントが登録されました。
「着信を許可」にすると、家電に掛かってきた電話をスマホで取る事ができます。
その他にも、スマホと家電もしくは、スマホが複数台あればスマホ間を内線として利用できます。
つまり、上の場合は内線番号が「3」で着信許可なので、家電もしくは我が家の他のスマホから電話番号「3」に電話を掛けると、管理人のスマホに着信します。
インターネット通話の設定画面の「インターネット通話を使用」では、「通話のたびに確認」が良いかと思います。
本当であれば、ルータに接続できた時にだけ自動的に家電経由になるとうれしいのですが、難しいみたいです。
設定がうまくいっていれば、電話を掛けようとした際にこんな画面になります。
「携帯通信網での通話」を選べば携帯の音声通話で繋がり、「インターネット通話」を選ぶと家電から繋がります。
実際にコールしてみるとこんな感じです。
上の番号が妙な感じですが、「@」の前が相手の電話番号で、後ろがルータのIPになります。
これでスマホを子機にして、家電から電話したり着信したり出来るようになります。
…が、携帯通信網ではない家電から楽天でんわを使っての発信はできません。 🙁
んじゃー、その時だけ標準の電話アプリを使うのか… と言うと、そんな面倒な事は無いのでご安心を。 😀
楽天でんわの電話帳画面で、発信する相手の番号を長押し、もしくはダイヤル画面で番号入力後に発信ボタンを長押しすると上記の画面になります。「003768をつけずに発信」を選べば楽天でんわを利用せずに発信できます。
家電に着信すると上の様に通知されます。
恐らくナンバーディスプレイに登録していればちゃんと番号が出るのではないかと…
使い方をまとめると。
・在宅時には楽天でんわで「003768をつけずに発信」(もしくは標準の電話アプリで発信)して「インターネット通話」を選択すると家電の子機として通話
・外出時には楽天でんわで発信して「携帯通信網での通話」を選択すると通常の半額で通話
ちなみに、参考までに通話料を書いてみると…
3分/120円 スマートフォン通常通話料
3分/60円 楽天でんわ
3分/8円 家電(IP電話) ⇒ 家電(加入電話,IP電話,ISDN)
3分/約10円 家電(IP電話) ⇒ 050IP電話、ドコモワンナンバー
3分/約52円 家電(IP電話) ⇒ 携帯電話
うわーぉ、IP電話ダントツだね!