かなり不安定な状態だったLet’s note CF-R3ですが、
代替のHDDが到着しましたので、早速治療を開始しました!


日立(HGST)社製 『HTS541616J9AT00』 です。

さくっとCF-R3を分解してHDDを取り外します。
フィルムケーブルは切れやすいので、マザーボード側のコネクタを
取り外してから、HDDを取り外すと良いでしょう。


本体右下にHDDが格納されています。
衝撃吸収材のようなものは見当たりません(ぉ
マウンターも、ビニールっぽい感じで、有っても無くても良いような…


取り外したHDDです。5V/3.3Vモデルでした。
今までご苦労様でした。(-人-)


コメントが醜くてすいません(爆)
上が新しいHDD、下がもとのHDDです。

元のHDDは1ピンありませんね。
対向側のコネクタにも穴がない場合には、ここを折る必要があります。
また、3.3V駆動のHDDでない場合は、41番ピンを折ります。
※ 折らないで動かしたら稼動中に安全装置が働いて強制シャットダウンくらったのはナイショ☆

元通りくみ上げたら電源ON!

すかさず「F2」でBIOSに入ります。
新しいHDD(160GB)を認識していますね。感動モノですヽ(´▽`)ノ

HDDが動作することは確認できましたので、
工場出荷時状態(リカバリできる状態)にしましょう。
ここでいきなりOSをリストアするのも有りですが、
せっかく空の状態なので、まずはリカバリが正常に動く事を確認する事にします。


True ImageをCD-ROMから立ち上げて、
Recovery領域を、新しいHDDの一番後ろにリストアします。

その後は・・・。
Partision Magicを使う・・・という手順が殆どでしたが、
面倒この上ないので、KNOPPIXで手早く済ませてしまいました。
※ KNOPPIX(1CD/1DVD Linux) ディスク1枚のインストールレスで起動できる

おもむろにKNOPPIXのCDをセットして起動。
立ち上がったら、コンソールを起動して以下の手順を実施。

knoppix@Knoppix:~$ su –
root@Knoppix:~# fdisk /dev/hda
このディスクのシリンダ数は 19457 に設定されています。
間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合
に問題を生じうる事を確認しましょう:
1) ブート時に実行するソフトウェア (例.バージョンが古い LILO)
2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト
     (例. DOS FDISK, OS/2 FDISK)

コマンド (m でヘルプ): p
Disk /dev/hda: 160.0GB, 160041885696 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 19457 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

 デバイス   Boot        Start       End        Block    Id    System
/dev/hda1             19066   19457   3148740      c    W95 FAT32 (LBA)

※【ここのStart, End, Id をメモっておくこと】

コマンド (m でヘルプ): d
領域番号 (1-4): 1

コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
 e 拡張
 p 基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 4
最初 シリンダ (1-19457, default 1): 19066
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (19066-19457, default 19457): 19457

※ 【メモした情報をそのまま入力します。】

コマンド (m でヘルプ): t
Selected partition 4
16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): c
領域システムタイプを 4 から c (W95 FAT32 (LBA)) に変更しました
コマンド(m でヘルプ): a
領域番号 (1-4): 4

コマンド (m でヘルプ): p
Disk /dev/hda: 160.0GB, 160041885696 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 19457 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

 デバイス   Boot        Start       End        Block    Id    System
/dev/hda4   *         19066   19457   3148740      c    W95 FAT32 (LBA)
コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!

ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読み込みします。

警告:領域テーブルの再読み込みがエラー 16 で失敗しました:デバイスもしくはリソースがビジー状態です。
カーネルはまだ古いテーブルを使っています。
新しいテーブルは次回リブート時に使えるようになるでしょう。
ディスクを同期させます。
root@Knoppix:~#

これで、システムを再起動します。

すると、そのままリカバリメニューが起動しますが、
ここで「Ctrl + C」を押すと、プロンプトにできます。

D:\> cd \tools

おもむろにTOOLSフォルダに移動します。

試しに makebeer を実行したところです。
パーティションが#4で作成されているのがわかります。
この状態でないと、この先の作業は失敗します。


makebeer /copy
makebeer /ndos
recvmode /normal

これらを実行して、successfully が出力されればもうOKでしょう。
再起動して、BIOS画面に入ってみましょう。

BIOS画面にリカバリーメニューが登場していますね。
折角なので、このままリカバリを試してみましょう。


リカバリ中・・・。
順調に動いていますね!

としてしばらくすると・・・。

無事にリカバリーできましたね!
容量も全容量認識しているのが確認できました。

ここまでくれば後は簡単、
OSドライブをTrue Imageでリストアするだけです。

Let’s note CF-R3 の治療が無事完了しました!
めでたしめでたし・・・ъ( ゚ー^)