管理人はリムーバブルHDDとして、
Owltech社製の80シリーズ(IDE)と90シリーズ(SATA)を
愛用している訳ですが・・・

この90シリーズには1つ欠点があります。
『アクセスランプが無い』んです。
IDE/PATA兼用モデルには有るんですが、
そのモデルに安価なSATA専用のカードリッジを差し込むと
アクセスランプが動作しなかったり…かなりイケてない。

と言うのも、兼用モデルにはIDE=>SATAの変換モジュール等が
常に付属していて、空のカードリッジだけで5千円越え!
SATAだけの空カードリッジなら2千円以下で買えるというのに…

そしてももう一つは、
80シリーズにはIDE=>USBモデルがあるんですが、
なんと90シリーズにはありません。
SATA自体がホットスワップに対応しているせいかも知れませんが、
80シリーズから90シリーズに簡単に切り替えできないのは悩み物です。

なら答えは簡単!
無いなら作ってしまえばいいさ!! m9(・∀・) ドーン!


購入したのはこちらの2点。

・安価な90シリーズのラック1個
・SATA=>USB変換1個

ちなみにこのSATA=>USB変換は
説明書にホットスワップ未対応との記述がありました。
・・・なんだろう、接続したHDDの電源制御までできないから・・・かな?
と、都合よく解釈して、とりあえず無視していきます。 ъ( ゚ー^)


90シリーズ(SATA専用)のアクセスランプはこんな感じ
キャップをもぎ取るとLEDの穴がぽっかり…


これがSATA=>USB変換(以下、変換基板)

さて、変換基板を利用するには改造が必要です。
…というのも、ホットスワップ時には変換基板の電源も同時に
ON/OFFしないと、PC側でDiskが抜けたことを認識できません。
※ OFF時にはPCと変換基板間の通信を完全に断つ必要がある

それには、実際にカードリッジのDiskに電源を供給している
ラインから電源を拝借するのがいいでしょう。


カードリッジの受け側はこんな感じです。
これをひとまず解体します。


下に伸びているケーブルがカードリッジのSATA電源です。
その付け根辺りが目的のピンでしょうか…


実際に電源を入れて、電圧を測定してみます。
結果、右から「+12V」「GND」「GND」「+5V」でした。

あとは、電源ケーブルを抜いて、ラック側のピン
との間の抵抗値を測れば、ラック側との結線がわかります。


調べた結果を元に改造・・・。


元通り組み立ててみました。


あとは、変換基板を繋げればOK・・・かと思いきや、
電源入りっぱなしで、付属のカギでON/OFFにできない。

もしかしてショートしてるのか?
とかなんとか悩みましたが、どうやら横の4pinで供給した電力が
ラック側のSATA電源コネクタを経由して、変換基板に流れ込んで
しまっているのが原因でした。
・・・なら、話は簡単です。


変換基板のSATA電源コネクタ部分に絶縁紙を挿入。
これで、問題なく動作するはずです。


アクセスランプはこんな感じで処理。
接続先はもちろん変換基板です。


では、早速テストしてみましょう。


電源ONで認識、ドライバも入って内容も確認できた。


取り外しも問題なし、電源OFFで他のDiskとの交換もOK (・∀-)


これで、完成!

・・・作ったはいいものの、
まだIDEのHDDがいくつかあり、SATAに完全移行がマダマダ
なので、実際に稼動する日がくるのは当分先・・・。