この作業のために、4台のHDDを用意しました。
左から

Fujitsu 72GB (Ultra320SCSI/SCAコネクタ) HDD
Fujitsu 300GB (Ultra320SCSI/SCAコネクタ) HDD
Fujitsu 300GB (Ultra320SCSI/SCAコネクタ) HDD
HP純正 36GB (Ultra320SCSI/SCAコネクタ) HDD マウンタ付き

既に内蔵でHP純正 36GB HDDが2台あります。
この機種は、HDDが3台内蔵できますので、新たに用意した
HP純正の1台はもう1台HDDを装着するためのマウンタ欲しさに購入しました。

なので、まずは新しく購入したHP純正HDDを解体します。 (-人-)ナムナム


左右のネジを外してやると・・・


こんな感じでとれました。
これに新しく購入した73GBのHDDを装着します。


サーバ本体からダミーのマウンタを取り外したところです。
ここに、36GB改@73GBのHDDを差し込みます。


挿入できました。
ちなみに、この機種では2番スロットと、1番・0番スロットの配線が
物理的に違っています。(チャネルB/A)
なので、ミラーリングをする場合などは2番・1番か、2番・0番にHDDを
挿入するのが望ましい構成です。

ただ、この環境でそうなっていなのは(そもそもミラーではありませんが)
チャネルB側は外部SCSIポートと同じBusになるため、外付けSCSI機器を
サーバ本体の外付けSCSIポートに接続していると、内蔵HDDを含む
チャネルB全体の速度が40MB/sに制限されてしまいます。
(この構成はノン・サポート) 🙁

・・・と、言うことでようは外部SCSI機器が接続されているため
0番・1番ポートしか利用していない・・・という事です。
ここで2番ポートに新しいHDDを挿入すれば、当然40MB/sになる訳ですが、
・・・まぁ、一時的なものなので良しとしましょう。 😛

OSが起動したら、色々とごにょごにょして73GB HDDにシステムを移行。。。


旧HDDを抜き去って、システムが正常に起動することを確認します。


抜き取った旧HDDを解体しマウンタを2つほど手に入れます。
これに、300GB HDDを装着します。

そして、抜き取ったスロットに戻す形にて、
36GB改@300GB HDDを2台挿入します。


挿入完了。

コレでも使えない事は無いが、内蔵HDDが40MB/sに制限される
問題はそのまんまなので、そこはSmartArrayで解消してみた。 🙂


これが、デフォルト状態のHDDベイの背面写真です。
上にチャネルB、下にチャネルAのSCSIケーブルが接続されています。


SmartArray6402です。
写真ではわかりませんが、刺さっているのはRear Port側のみです。


内蔵のチャネルA/Bの刺し位置を交換し。
下のコネクタ部分にSmartArrayを接続します。

これで、0番・1番スロットがSmartArray
2番スロットが内蔵チャネルAに接続される事になります。

これでチャネルBの制限を受けることがなくなる・・・はずでしたが、
どうやらチャネルBのメインボード側にオンボードターミネータ等が
付いていないのか(?)、外部SCSI機器が不安定になったため、
MP基板の下側に存在する、内蔵SCSIコネクタのチャネルB側を取り外し
ターミネータを取り付けたところ改善しました。 😉

あとはシステムを起動し、
SmartArrayでRAID0のストライプボリュームを作成すれば、
システムHDDの73GB化と、約600GBの大容量ストレージが手に入りました。


内蔵HDD、外付けSCSI、SmartArrayが正常に見える事が確認できる。
(外部機器が少ないのはテープとDVDに電源が入っていないため。。。)

(※) 実際には、システムHDDの接続先をチャネルBからAに変更しているため
マニュアルでの起動が必要になります。(導入されているOSがHPUX11iv3であれば、
HDDのWWIDにてディスクを判断しているため、起動後のsetboot程度でいいはず)