月曜日, 6月 15th, 2020
Daily Archive
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皆さんアイトラッキングと言うものをご存知ですかね?
目の周りに装着して何処を見ているのかなどをトラッキングする機械の事です。
VR界隈でよく聞くのはフォービエイテッド・レンダリングとかでしょうかね。
人間の目は視線の先の部分以外は適当に描写しても分からないんだそうです。
その特性を利用して、視線の先にある部分だけを綺麗に描写する事でGPUの負荷を軽減するヤツですね。
PCVRだと、VIVE Pro Eye(¥179,168-)が標準で対応しています。
…が、最近安価でVIVE CE(※1)や、VIVE Cosmos、VIVE Proに対応した後付けのアイトラッキング機器が発売されています。(一応Cosmos専用ってことなので他のに付ける場合は自己責任)
『7INVENSUN Droolon F1』
ただ、まだまだ出たばかりの製品なので難儀するユーザ続出中です。
ぱっと簡単に動くものではないので、今の段階で手を出す場合はある程度覚悟した方が良さそうです。
中身はこんな感じです。説明書などは付いていません。
7INVENSUNのWebサイトにて最新のマニュアルとソフトウェアを入手する必要があります。
ただ、パッケージ等結構ちゃんとしているので、将来的に安定動作できるようになれば全然アリかと… 😁
とりあえず機器の取り付け方法ですが、以下の通りです。
・コスモスのフロントパッドを取り外す
・サンドイッチフロントパッドをDroolonの箱から取り出す
・取り出したサンドイッチフロントパッドと取り外したフロントパッドを合体させる
・合体したフロントパッドをCosmosに取り付ける
・フェイスクッションを取り外す
・サンドイッチフェイスクッションをDroolonの箱から取り出してフェイスクッションに取り付ける
・サンドイッチフェイスクッションをCosmosに取り付ける
・Droolonの背面にあるバックルを取り外す
・Comosのトップストラップを持ち上げる
・トップストラップをDroolonとバックルで挟むように固定する
・DroolonのケーブルをUSBに接続する
・DroolonリングをCosmosフレームに設置する
https://www.youtube.com/watch?v=34ZwlhEaPuI
取り付けるとこんな感じになります。
続いて、7INVENSUNのサイトから、Supporting Software for XRのDroolon F1 ResourceBundleをダウンロードします。
(使用するResourceBundleによっては動いたり動かなかったりするので結構難儀します。頻繁に更新しているようなので動かないようであれば数日おきに試してみるといいかも…)
以下、管理人が動作に成功したセットアップ手順(要管理者ユーザ)
以後は、リンクボックス電源ON前(SteamVR起動前)にSR_Runtimeを実行すればOK
ちなみに、SRanipal SDKのUnityパッケージをそのまま使っている場合は、スクリプトにHMDの機種判定があるらしくそのままでは動かないっぽいです。
現状はSRanipal_Eye_Framework.csを修正することで暫定対応できるとのこと… 😄
ちなみにちゃんと動作するとこんな感じ…
現時点では視線方向のみの情報しか取れない様です。
(将来的に商用ライセンスで多岐情報を取得できるとのこと)
ただし、瞬きもライセンス無しで検知できるように働きかけているらしいです。
…で肝心の感想ですが、ケーブル配線などの関係で(?)スペーサーをHMDに追加する関係で、レンズから瞳の距離が装着前と比べて若干離れてしまうため、視野角が狭くなるのがちょっと気になりました。
スペーサーが無くても取り付けは出来そうなので、もしも無くてもトラッキングできるのであればつけなくても良いかなぁ… 🙄
2020/06/17 追記
キャリブレーション画面で止まってしまう場合には、HMDのUSB接続ポートを変更したり、使用していないUSB機器を取り外したりしてUSB機器の数を減らすと良いとのこと…
※1 VIVE CEはUSB Type-Cポートが無いためサポート対象外とのこと。
Type A to C変換で動作するとは思いますが、壊れても文句言えません…