記事には書いていませんでしたが、システムディスク用データストアを格納しているSSDを交換してから時々SSDを見失うようになってしまい。
つい先日やっとこSSDのファームウェアを更新したら安定しだしたので、調子に乗ってESX起動ディスク兼データディスク用データストアのHDDが非常に遅いので、これを何とかできないかな… と考えてみました。


仮想ホスト上からベンチマークを実行した結果。
…これだけ見ると悪くなさそうに見えますが…

ネットワーク越しにファイルをコピーしてみると最初は早いんですが、直ぐに15MB/s程度まで落ちこんでそのまま…
vSphere Clientでデータストアを開いて同一データストアにコピーすると、6MB/s程度で激重に… スナップショットでも取ろうものなら、ハングしたのかと思う様な速度で実質利用不可能。 😥

ビープラスのPM1092Rがイケないのかなぁ… って事で、無理やりRAID1化をしてくれている基板部分を違うものに交換してみることに…


『玄人志向 KRHK-mSATA/S mSATA ⇒ SATA 変換基板』
『スターテック 25SAT22MSAT SATA ⇒ mSATA RAID対応変換基板』

25SAT22MSATは、mSATAのSSDを2枚搭載してミラーやストライプなどを組めるようになるもので、市販の2.5インチSSDをパカっと開いたらこんな感じになっててもおかしくなさそう… な感じの構成。
KRHK-mSATA/Sは、25SAT22MSAT上のmSATAコネクタをSATAに変換してHDDを接続出来るようにするために2セットほど用意しました。


内容物はこんな感じ… ち、ちぃせぇ…

これらを合体させると…

こんな感じになります。


これが、ビープラス PM1092R(mSATA ⇒ SATA RAID対応変換基板)です。

PM1092Rを、25SAT22MSATに繋ぎ変えて起動… あ、すんなり起動しました。
特に問題なさそうなので、もう1台接続して再起動してみると…

【Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key】

・・・えっ
元に戻してみても…
【Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key】

・・・え゛っ!?
25SAT22MSATに繋ぎ変えてBIOSから見てみると… さっきまでHDDの型番がそのまま表示されていたところが、【JMicron RAID1…】みたいな名前に変わってる。
推察するに、デフォルト状態がJBODで2台目を繋いだ瞬間にRAIDに切り替わって、HDDヘッダ部分にRAID情報が書き込まれちゃったんではないかと…
ヘッダが上書きされているせいで元の構成に戻しても起動しない… まぁ、そんなところでしょう。

ESXの起動ディスクは、データストア領域は後半だったと思うので、正常なESXに繋げばデータストアは読み出せるかも… そこに賭けて、ミラーの片方のHDDを取り外して他のPCで領域を全開放し、25SAT22MSATに繋いでESXを初期からインストール…
データの残っている筈のHDDをマザーボードの空きSATAポートに繋いでみると… あ、ちゃんと見えました!
あとはデータをまったりコピーして、ごにょごちょすれば復活!!


全てデータをコピーしたHDDのSATAケーブルを25SAT22MSATに接続…
LEDがチカチカ… 無事にミラーリングされている様です。

さーて、無事に新しい環境に移行できてぼちぼち安定してきたところで…

…ん?あれれ??

ベンチーマークはあからさまに低下していますが、コピーは20MB/sでちょっと早くなってる様です。
うーん、なるほどわからん。 😆

とりあえずこのまま様子を見ることに…