Linux

リビングESXの内蔵HDDをRAIDカード経由に変更!

前回の記事で、ESXゲストOSに直接ディスプレイやキーボード・マウスを接続することを止めたので、ESXゲストOS用に使っていたUSB 3.0 IFを取り外せるようになりました! 😉
なので、そこにRAIDカードを追加して、内蔵SATAポートから切り替えていきます。


取り外したUSB3.0 IF

『富士通 D2616-A22 (LSI SAS2108 チップ使用)』

D2616はオークションとかで数千円で買え、SATA 6Gb/s対応の8ポートかつ512MBキャッシュ搭載なのでオススメ!
機能的には、RAID0/1/1E/1+0/5/5+0/6/6+0 とある様ですが、Activation Codeが必要らしくデフォルトだとRAID0/1のみ利用可能になっています。
WebBIOSの設定を見てみると、SSDをキャッシュにする機能がありそうなので、そのうち設定してみようかなぁ…
ちなみに、ESXのサポートリストに記載はありませんが LSI SAS2108 はESXi 6.0U3 以降OK なのでたぶん平気


『ICY DOCK MB998SP-B / 2.5インチ SATA HDD&SSD 8台ケース』

結構前にコレだけ買っておいたんですが、現状利用しているHDDに9.5mm厚がいくつかあるため、使っていませんでした。
今回の作業のついでに確認したところ、9.5mm厚は2台だけでしたので2台だけなら他に一時的に設置可能なスペースがあるため、コイツも交換することに…


パッケージの中身はこんな感じです。

トレイはこんな感じ…

取り外したHDD達。右端の2台が9.5mm厚です。

ESXのデータ移行は単純で、テンポラリのHDDを接続してあったのでそこにデータストアの内容をコピーしておき、RAIDカード経由に切り替えた先で、新しく作成したデータストアに書き戻すだけ… 😀


PC内部はこんな感じになりました。I/Oスロット部一番奥側が今回交換したD2616-A22。

フロント区画に仕込んでいたH/W RAID基板などは全て取り外したのでスッキリ!

代わりに、MB998SP-Bの電源はSATA電源のタイプだったので、未使用だったケーブルを取りまわした関係で、5インチベイ周りは混沌気味になっちゃいました。 😆


リビングESXの外見はこんな感じに…

5インチベイのアップはこんな感じです。

MB998SP-Bですが、残念な事にアクセス時は点滅と書いてあったんですが、常時点灯のまま変わらず…
前のケースでは確認できていただけにアレですが、まぁ仕方ない。 🙁

ちなみに、D2616-A22のディスクアクセスLEDですが、
http://manuals.ts.fujitsu.com/file/9599/lsi-modular-raid-ug-jp.pdf
上記サイトにて確認できます。
※だた「ピン6」としか書いてませんが、ピン6を+、1つ下側を- としてLEDを接続すれば利用できました。 😎

基本的にD2616-A22のコマンドや設定は、実家用ESXの際の物と同じになります。
実家用ESXサーバを作ろう その2
実家用ESXサーバを作ろう その3
実家用ESXサーバを作ろう その4
ただ、8-07-07_MegaCLI.zip がリンク切れでダウンロードできなかったので、以下のサイトのものを利用させて頂きました。
https://xmms.jp/confluence/pages/viewpage.action?pageId=852020

ちなみに、MegaRAID (MegaCli) のコマンドの使い方は以下のサイトが参考になります。
https://www.linux-geex.com/megacli-basic-usage/

最終的にリビングESXのデータストアはこんな感じになりました。 😛




ESXのデータストアが消えた…

先日、スマホのWiFiが繋がらない事に気付いてリビングESXを確認してみるとハングアップしていたので強制的に再起動を掛けたのですが… 😆

(画像はクリックで拡大)

上に乗っているOSのシステム領域を格納しているSSDがデータストアに表示されなくなりました。
ただ、デバイスとしては認識していてマウント済みにもなっています。

実はコレ、過去にも1度だけ発生していて… その際にはサクッとバックアップから戻してしまったんですが、こうも何度も発生するとなると、何か復旧方法が無いか探ってみることに… 😥


機械って壊れて欲しくないタイミングで何故か壊れるんですよねぇ…

色々と試したところ、下記を参考に復旧できました。 😛
VMWare のディスクが死んだ。復旧頑張る。

リンク先にあるUbuntu Rescue Remixと言うLiveCDを使って起動し…
apt-get でインストールできるvmfs-toolsでは、VMFS5がマウントできなかったため、ココを参考にvmfs-toolsをビルド。

$ sudo su -
# cd /tmp
# wget https://launchpad.net/ubuntu/+archive/primary/+files/vmfs-tools_0.2.5-1.tar.gz
# tar -xzf vmfs-tools_0.2.5-1.tar.gz
# cd vmfs-tools
# apt-get install gcc make uuid-dev pkg-config libfuse-dev
# ./configure 
# make install

復旧対象とコピー先を確認
# cat /proc/partitions

マウントする
# mkdir /media/vmfs /media/copy
# /usr/local/sbin/vmfs-fuse /dev/sdX1 /media/vmfs
# mount /dev/sdX2 /media/copy

こんな感じでマウントできました。
あとは、コピーすればデータ自体は取り出しOK! 😀

後は普通にデータストアに上げ直せば起動しました。
とりあえずデータロスト無しで復旧できたのは良いんですが、こうも簡単に壊れるとなると… 何かもっと簡単な復旧方法があってもいい様な気が… 😕

実家用ESXサーバを作ろう その4

先日リビングESXのHDDをSSHDにチェンジして、1TB HDDが2個余ったのでいよいよ実家用ESXを本格的に構築していこうと思います。
実家用ESXは先日ESXi 6.7U1をセットアップしたんですが、やはりリビングESXと同様にvSphere Clientでアクセスできた方がいいな… って事で、ESXi 6.5に入れ直しました。  😎

LSI MegaRAIDのWebBIOS(GUI)でのセットアップを試みたんですが、前回と同じ方法でやったつもりなんですが画面が表示されず…  🙁 
仕方ないので、MegaCliを使ってRAIDを構築してみましたので記録しておきます。
参考にしたサイトはコチラ

[root@Closet-ESX:~] MegaCli -PDList -aALL ← ディスクのEnclosureIDとSlotNumberを確認
Enclosure Device ID: 252
Slot Number: 2
Enclosure position: N/A
Device Id: 11
WWN: 
Sequence Number: 1
Media Error Count: 0
Other Error Count: 3
Predictive Failure Count: 0
Last Predictive Failure Event Seq Number: 0
PD Type: SATA

Raw Size: 931.512 GB [0x74706db0 Sectors]
Non Coerced Size: 931.012 GB [0x74606db0 Sectors]
Coerced Size: 931.0 GB [0x74600000 Sectors]
Sector Size: 0
Firmware state: Unconfigured(good), Spun Up
Device Firmware Level: A560
Shield Counter: 0
Successful diagnostics completion on : N/A
SAS Address(0): 0x229726297798295
Connected Port Number: 2(path0) 
Inquiry Data: JA10001024D75PHGST HTS541010A9E680 JA0OA560
FDE Capable: Not Capable
FDE Enable: Disable
Secured: Unsecured
Locked: Unlocked
Needs EKM Attention: No
Foreign State: None 
Device Speed: 6.0Gb/s 
Link Speed: 3.0Gb/s 
Media Type: Hard Disk Device
Drive Temperature : N/A
PI Eligibility: No 
Drive is formatted for PI information: No
PI: No PI
Port-0 :
Port status: Active
Port's Linkspeed: 3.0Gb/s 
Drive has flagged a S.M.A.R.T alert : No

Enclosure Device ID: 252
Slot Number: 3
Enclosure position: N/A
Device Id: 12
WWN: 
Sequence Number: 1
Media Error Count: 0
Other Error Count: 3
Predictive Failure Count: 0
Last Predictive Failure Event Seq Number: 0
PD Type: SATA

Raw Size: 931.512 GB [0x74706db0 Sectors]
Non Coerced Size: 931.012 GB [0x74606db0 Sectors]
Coerced Size: 931.0 GB [0x74600000 Sectors]
Sector Size: 0
Firmware state: Unconfigured(good), Spun Up
Device Firmware Level: A560
Shield Counter: 0
Successful diagnostics completion on : N/A
SAS Address(0): 0x142987769b838e88
Connected Port Number: 3(path0) 
Inquiry Data: JA4000C0GHEAACHGST HTS541010A9E680 JA0OA560
FDE Capable: Not Capable
FDE Enable: Disable
Secured: Unsecured
Locked: Unlocked
Needs EKM Attention: No
Foreign State: None 
Device Speed: 6.0Gb/s 
Link Speed: 3.0Gb/s 
Media Type: Hard Disk Device
Drive Temperature : N/A
PI Eligibility: No 
Drive is formatted for PI information: No
PI: No PI
Port-0 :
Port status: Active
Port's Linkspeed: 3.0Gb/s 
Drive has flagged a S.M.A.R.T alert : No

Exit Code: 0x00
[root@Closet-ESX:~] 
[root@Closet-ESX:~] MegaCli -LDInfo -Lall -aALL ← 現状の論理ドライブを確認
Adapter 0 -- Virtual Drive Information:
Virtual Drive: 0 (Target Id: 0)
Name :
RAID Level : Primary-0, Secondary-0, RAID Level Qualifier-0
Size : 222.562 GB
Sector Size : 512
Parity Size : 0
State : Optimal
Strip Size : 64 KB
Number Of Drives : 2
Span Depth : 1
Default Cache Policy: WriteThrough, ReadAheadNone, Direct, No Write Cache if Bad BBU
Current Cache Policy: WriteThrough, ReadAheadNone, Direct, No Write Cache if Bad BBU
Default Access Policy: Read/Write
Current Access Policy: Read/Write
Disk Cache Policy : Disabled
Encryption Type : None
Is VD Cached: No

Exit Code: 0x00

[root@Closet-ESX:~]
[root@Closet-ESX:~] MegaCli -CfgLdAdd -r1 [252:2,252:3] -a0 ← RAIDレベル、上で調べたEnclosureとSlotIDとアダプタ番号を指定
Adapter 0: Created VD 1
Adapter 0: Configured the Adapter!!

Exit Code: 0x00
[root@Closet-ESX:~]
[root@Closet-ESX:~] MegaCli -LDInfo -Lall -aALL ← 新しく論理ドライブが作成されたことを確認
Adapter 0 -- Virtual Drive Information:
Virtual Drive: 0 (Target Id: 0)
Name :
RAID Level : Primary-0, Secondary-0, RAID Level Qualifier-0
Size : 222.562 GB
Sector Size : 512
Parity Size : 0
State : Optimal
Strip Size : 64 KB
Number Of Drives : 2
Span Depth : 1
Default Cache Policy: WriteThrough, ReadAheadNone, Direct, No Write Cache if Bad BBU
Current Cache Policy: WriteThrough, ReadAheadNone, Direct, No Write Cache if Bad BBU
Default Access Policy: Read/Write
Current Access Policy: Read/Write
Disk Cache Policy : Disabled
Encryption Type : None
Is VD Cached: No

Virtual Drive: 1 (Target Id: 1)
Name :
RAID Level : Primary-1, Secondary-0, RAID Level Qualifier-0
Size : 931.0 GB
Sector Size : 512
Mirror Data : 931.0 GB
State : Optimal
Strip Size : 64 KB
Number Of Drives : 2
Span Depth : 1
Default Cache Policy: WriteThrough, ReadAheadNone, Direct, No Write Cache if Bad BBU
Current Cache Policy: WriteThrough, ReadAheadNone, Direct, No Write Cache if Bad BBU
Default Access Policy: Read/Write
Current Access Policy: Read/Write
Disk Cache Policy : Disabled
Encryption Type : None
Is VD Cached: No

Exit Code: 0x00
[root@Closet-ESX:~]

これで論理ドライブが作成されたので、データストアを作成!  😀 


あとは、実家で稼働中の旧光輪サーバの移行先となるLinuxのセットアップをぼちぼち開始中…  🙄

リビングESXのHDDのH/W RAID1化に再チャレンジ! その3

リビングESXにH/W RAID基板経由でSSHDを接続してHDDからデータをコピーして暫く様子見していましたが、特に問題なさそうなので、古いHDDを取り外す事に…  😀


古いHDDを取り外して、SSHDに入れ替えて、SATAケーブルをH/W RAID基板経由になる様に繋ぎ変えます。


取り外した古いHDDはお役御免…
ってな訳では無くて、この後で実家用ESXに転用する予定です。


はい、こんな感じで元通りです!

…ただ非常に残念な事が一つ。
先日わざわざHDDのアクセスLEDを外部から確認できるように改造したんですが、Segate FireCuda ST2000LX001 は、アクセスLEDが使えない様です。
HDD本体やRAIDカードなどではなくHDDケース単体でアクセスLEDを実装している場合や、大概はHDDのSATA電源から状態を取得していますが、同じメーカーでも、モデルやファームウェアによって対応がマチマチなんですよね…
ちゃんと動くヤツ、少しおかしいけど動くヤツ、全く無反応なヤツなどなど。


ってな訳で、こんな感じのデータストアになりました!
これで空き容量の心配はしなくてOKですね。  😛




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