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HDDが壊れたのでRecuvaでデータ救出してみた。

メンテナンスのためリビングESX上で稼働しているWindows10を再起動したらなかなか起動してこない…
自動的に開始されるバッチのウィンドウだけは出てるのに、デスクトップもタスクバーも何にも表示されない。
ESX上で確認してもディスクはちゃんと見えているしハングアップしている訳では無さそう…
パススルーで見せているRAIDの障害なら強烈なブザー音が鳴っている筈… と考えていたら一つ思いついた。

リビンクESXマシンにて、内部的にUSB接続になっているHDDリムーバブルケースに常時挿入しているHDDがあるのですが、コレかなぁ… と言う事でHDDを取り外して他のPCのリムーバブルケースに挿入して起動してみると… 似たような症状が発生。どうやら原因はコイツで確定のよう。

幸い暫く放置していたら起動してきたのですが、フリーが500GBくらいあった筈なのに100%使用中と表示されてクリックしても全く開けない…
これはHDDのステータスが取れなくて諦めたパターンかなぁ。しかし何のデータを放り込んで置いたのか全く思い出せない…
用途的には録画データがある筈なんですが、何の番組なのか他にもデータが無いのか… などなど

・復旧への祈りを込めて数分だけ冷凍庫へ…. 効果なし
・しばらく常温で放置… HDD認識した!

と言う事で中のデータが参照できたので読めるうちに救出!!

データ救出の図

分かり難いですが、ケースの排気FANの上に割りばしを置いて空間を開けた上にHDDを置いて冷やしながら試行錯誤してます。
まずは普通にWindows10のエクスプローラにてファイルを選択して別のドライブへ移動…

すると所々のファイルで不良セクタがある様で読めないファイルがちらほら… そのファイルはスキップさせるようにして可能な限り救出。
さーて、残りの不良セクタを含むファイルをどうするか…

・TeraCopyが使えるとのことなので使ってみた… 無理だった。
・EaseUS Partition Master Freeが使えるそう… 全然関係なかった。
・CD Recoverがイイらしい… 救出できた!…だけど…


まずTeraCopyは正直ちょっと期待していたんですが、普通に復旧を諦められて終了…


EaseUS Partition Master Freeは、どこかの記事で「HDD Regeneratorの代わりになる」と書いてありましたのでダメ元で使ってみました。ちなみにHDD Regeneratorとは不良セクタを復旧してデータを読めるようにしてくれる有償ソフトですが… 全然代わりになるどころか、やってるのはOS標準機能を呼び出してのファイルシステム修復とディスクの表面スキャン… コレじゃない感。


CD Recoverは期待に反してちゃんと復旧出来ました。ただ、1ファイルづつ操作が必要なことと大容量ファイルに対応しておらず、3GBちょっとまでしか復旧できませんでした(表示もバケるし)

…で、ダメ元で以前にもたしか紹介したことがある、フリーのデータ復旧ソフトRecuvaを流してみました。
結果は、無事に復旧できました! リトライしても完全に読み取れなかった不良セクタを含むファイルについてもその部分をスキップして最後まで復旧してくれたので非常に有難かったです。


『データ復旧ソフト Recuva』画像はちょっと古いバージョン…

Recuvaは本来、削除してしまったりファイルシステムの破損などにより見えなくなってしまったファイルを復旧するソフトなのですが、削除されてないファイルに対しても有用でした。

ウィザードでは上の「×」で画面を閉じて…

「オプション(O)…」を選択…

オプションメニューが表示されるので、「動作」タブを選択。

スキャン中の中から「未削除のファイルを検索」のみチェックして「OK」

スキャンしたいドライブを選んで「スキャン(S)」を押します。

しばし待つ… 詳細スキャンを使用しなければ数分程度で済むかと思います。

ファイルがリストされます。緑色で真ん中が白色のマークは未削除ファイルです。

復旧したいファイルを選択して「復元(R)…」をポチり。

復元先を選択して「OK」

これで復旧できました。不良セクタを含みどうしても完全な形で復旧できなかったファイルがある場合は、下部にリストで表示されます。


HDDはいつ壊れるか分からないですねぇ…

マシントラブル発生!

ちょっと前に、BIOS書き直しで復旧させたジャンク品のM/Bで再構成した親用PCですが、このところ電源が入ったり入らなかったり…
症状は、電源を入れるとリセット動作を繰り返す… と言うもの。
最初のうちは、電源ケーブルを抜いてちょっと置いて電源を入れると動いたため「電源が原因かなぁ」と当たりを付けて騙し騙し使っていたのですが、ここ最近は全くダメになってしまった様なので、電源を買ってきました。


『SILVERSTONE社製 SST-ST50F-ESB 500W』

問題のPCの電源を新しいものと交換し電源を入れると… あれ、起動しない…
メモリも正常なPCと交換してみましたがダメ… 最小構成でもダメ… となると、問題なのはCPUマザーボードの2択。


って事で、オークションで同型番のマザーボードを入手して交換したところ、普通に起動してきてくれたので一安心…
ついでに光らなくなってしまった電源LEDも正常品と交換。これでしばらくは大丈夫でしょう…
ちなみに、心配していたWindows10のライセンス認証ですが… 特に何をするでもなく、交換後普通に「Windowsはライセンス認証されています。」となりました。
恐らくは、MSアカウントで利用していたため…だと思います。構成がガラっと変わる様な場合はよくわかりませんが、少なくとも同一型番のマザーボード交換ではライセンス認証が外れる事はない様です。

…で、買わなくてもよかった電源はどうするか… 😛

自分が使っているキューブ型の作業用PCの電源を交換することに…
ヘタすると10年くらい流用に流用を重ねてきた電源(剛力Plug-in)ですが、最近PCの操作に合わせて電源がキュルキュル音を出しているのが聞こえるので、もう寿命だろうなぁ… ってな具合です。


交換元のSCYTHE GOURIKI-P-550A 550W… かなり年季入ってます。

交換後のSST-ST50F-ESBが、Active PFCのため現在接続されている矩形波のUPSで動作するか心配でしたが、UPSバックアップ時に電源からコイル鳴きの様な異音はするものの、動作には問題なさそうでちょっと安心しました。 😎

[rakuten]edion:10335456[/rakuten]
[rakuten]pckoubou:10263067[/rakuten]
[rakuten]goodmarket:10562845[/rakuten]
[rakuten]convenimart:10142807[/rakuten]

YAMAHA RT107e VPNルータを買ってみた!

管理人の家では、I/Oデータ社製のVPN対応無線LANルータを2台使用して、無線LANのAPモードとVPNだけを使用しておりました。

…が、数か月前にその2台とも無線LANが死んでしまい。
新しく無線LANルータを購入したものの… APモードにするとVPNが使用できない改悪がある事が判明… 😆
その為に、壊れかけの無線LANルータをVPNの為だけに設置しておりました。

…が、つい先日に電源配線回りの整理をしようと一度電源を切って以降
うんともすんとも言わなくなってしまい… :mrgreen:
Windows10標準のPPTPサーバー機能で賄おうと思ったのですが、これを設定すると他のVPNが通信不能になる事が判明…
Linuxでやろうとしてもうまくいかず… 仕方がないので何か良いVPNサーバは無いかな… と調べてみたところ…



『YAMAHA RT107e VPNルータ』

密林で送料込み1500円以下で売っていたので購入してみました。業務利用にも耐えうるちょっと前のルータですからそれなりに存在感がありますね…

初期化済みとの事なので、PCと繋いでみたものの… 通信されている気配無し
あれれ?と思いシリアルケーブルで繋いでみると…

思いっきり情報残ってるやん! 😯
これは… 下手すりゃこのままVPN繋がっちゃうんじゃないの…

ちなみにパスワードは、コンソールからであれば “w,lXlma” という非常用のパスワードで入れる様です。(以降、記載のIPは仮定のもの)
初期化をするには…

# cold start
と入力すると初期状態に戻りました。
初期状態のコンフィグはこんな感じです。
# show config
# RT107e Rev.8.03.87 (Tue Dec 15 17:45:00 2009)
# MAC Address : XX:XX:XX:XX:XX:XX, XX:XX:XX:XX:XX:XX,
# Memory 32Mbytes, 2LAN
# main:  RT107e ver=e0 serial=XXXXXXXXX MAC-Address=XX:XX:XX:XX:XX:XX MAC-Address=XX:XX:XX:XX:XX:XX
# Reporting Date: Dec 28 13:55:53 2016
ip lan1 address 192.168.100.1/24
dhcp service server
dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24
初期状態のままLANに繋ぐとDHCPが悪さをするので停止します。
# no dhcp service
# no dhcp server rfc2131 compliant
# no dhcp scope 1
ファームアップの為に基本的なネットワークを設定
IP設定
# ip lan1 address 192.168.200.9/24(設定するIP)
# ip route default gateway 192.168.200.1(ルータIP)
DNS設定
# dns domain kourin.org(ドメイン名)
# dns server 192.168.200.50 192.168.200.40 192.168.200.1(DNSサーバIP)
設定を保存
# save
セーブ中... CONFIG0 終了


RT107eをネットワークに接続して、設定したIPにブラウザで接続します。
「詳細設定と情報」を選び…

リビジョンアップの実行を選択…

リビジョンアップの実行をクリックすると…

最新版のファームウェアが見つかりましたので、「実行」をぽちり

ファームが更新されました。

パスワード無しは怖いのでパスワードを設定します。
# login password
# administrator password
時刻を設定します。
# timezone JST
# ntpdate 192.168.200.30(指定したNTPサーバIPと瞬時同期)
# provider ntpdate 192.168.200.30(NTPサーバ設定)
※ これでも代用可 (schedule at 1 */* 00:00 * ntpdate 192.168.200.30)

さてさて… 管理人宅のネットワーク構成ですが…
今使っているルータはそのまま使用するつもりのため、ルータ機能は使用せずにRT107eを単なるVPNサーバとして利用する様に構成します。

まずはVPN接続とローカルLAN間通信で問題になる通信を許可。
# ip filter directed-broadcast off
# ip lan1 proxyarp on
L2TP接続を受け入れる為のPoint-to-Point設定をします。
# pp select anonymous
anonymous# pp bind tunnel1
anonymous# pp auth request mschap-v2
anonymous# pp auth username <ユーザ名> <パスワード>
anonymous# ppp ipcp ipaddress on
anonymous# ppp ipcp msext on
anonymous# ppp ipv6cp use off
anonymous# ip pp remote address pool 192.168.200.100-192.168.200.109
anonymous# ip pp mtu 1258
anonymous# ip pp tcp mss limit auto
anonymous# pp enable anonymous
anonymous# no pp select anonymous
L2TP接続で使用するトンネルの設定をします。
# tunnel select 1
tunnel1# tunnel encapsulation l2tp
tunnel1# ipsec tunnel 101
tunnel1# ipsec sa policy 101 1 esp aes-cbc sha-hmac
tunnel1# ipsec ike keepalive use 1 off
tunnel1# ipsec ike local address 1 192.168.200.9
tunnel1# ipsec ike nat-traversal 1 on
tunnel1# ipsec ike pre-shared-key 1 text <事前共有キー>
tunnel1# ipsec ike remote address 1 any
tunnel1# l2tp tunnel disconnect time off
tunnel1# l2tp keepalive use on 10 3
tunnel1# l2tp keepalive log on
tunnel1# l2tp syslog on
tunnel1# ip tunnel tcp mss limit auto
tunnel1# tunnel enable 1
tunnel1# no tunnel select 1
SAの自動更新設定。
# ipsec auto refresh on
IPsecのトランスポートモード設定。
# ipsec transport 1 101 udp 1701
DNSサーバのIPアドレスをdns serverコマンド設定値にする。
# dns notice order msext server
L2TPサービスを開始。
# l2tp service on

設定を保存。
# save
セーブ中... CONFIG0 終了

以上で設定完了!
最終的なコンフィグはこんな感じになりました。

login password *
administrator password *
timezone +09:00
ip route default gateway 192.168.200.1
ip filter directed-broadcast off
ip lan1 address 192.168.200.9/24
ip lan1 proxyarp on
provider ntpdate 192.168.200.30
pp select anonymous
 pp bind tunnel1
 pp auth request mschap-v2
 pp auth username username password
 ppp ipcp ipaddress on
 ppp ipcp msext on
 ppp ipv6cp use off
 ip pp remote address pool 192.168.200.100-192.168.200.109
 ip pp mtu 1258
 ip pp tcp mss limit auto
 pp enable anonymous
tunnel select 1
 tunnel encapsulation l2tp
 ipsec tunnel 101
  ipsec sa policy 101 1 esp aes-cbc sha-hmac
  ipsec ike keepalive use 1 off
  ipsec ike local address 1 192.168.200.9
  ipsec ike nat-traversal 1 on
  ipsec ike pre-shared-key 1 text hogehogekey
  ipsec ike remote address 1 any
 l2tp tunnel disconnect time off
 l2tp keepalive use on 10 3
 l2tp keepalive log on
 l2tp syslog on
 ip tunnel tcp mss limit auto
 tunnel enable 1
ipsec auto refresh on
ipsec transport 1 101 udp 1701
dns server 192.168.200.50 192.168.200.40 192.168.200.1
dns domain kourin.org
dns notice order msext server
l2tp service on

ルータで、500(UDP), 1701(UDP), 4500(UDP)をRT107e向けに開放してあげれば、こんな感じでAndroidからも接続OK!


これでまた無線LANルータが壊れても大丈夫だ!(ぇ

参考URL
http://e-mono.asablo.jp/blog/2014/02/19/7226694
http://eleclog.quitsq.com/2015/04/rtx1100-vpnserver.html

[rakuten]vaps:10176560[/rakuten]
[rakuten]vaps2shop:10001003[/rakuten]
[rakuten]tce-direct:10031176[/rakuten]
[rakuten]nwkoubou:10000011[/rakuten]

Brocade SilkWorm 3850 を修理してみる その2

頼んでいた電源が届きました!
AS-75-12
『Ximeng社製 AS-75-12 12V/6.25A/75W 電源』

中国からお届けで、送料込み約1400円程度 🙂

AS-75-12
こんな感じで箱に入ってました。
AS-75-12
写真で見ると分かり難いかもしれませんが、とってもコンパクトな電源です。 😯

AS-75-12
とりあえず接続前にテスターで確認…
負荷を接続していない状態なので、だいたい12.15V程度になる様に設定してみました。

AS-75-12
元々あった電源の代わりにこんな感じで搭載… 結構スポっと収まって良い感じです。 😀

Brocade3850
電源ケーブルを接続してみると… ううう、動いたーーーっ!!! 😛

Brocade3850
試しにSSHで接続してみましたが、ちゃんと動作しているようです。
よかったよかった… 😉

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